http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/20/kiji/K20110320000461570.html
ハイパー10時間1800トン放水作戦成功!

東日本大震災の影響で被災し、冷却機能を失った福島第1原発3号機に19日、東京消防庁が大量放水を行った。
高さ22メートルからピンポイントで大量放水できる「屈折放水塔車」が活躍し、10時間の連続放水作戦が取られた。
同時に電力復旧作戦に約580人が動員され、1〜4号機の全ての表面温度について、
北沢俊美防衛相は危機回避の目安となる「100度以下になった」と発表。
必死の放水と通電作業により、早期の冷却システム復活に期待が高まっている。

屈折放水塔車は午後2時すぎ、折り畳み式の放水塔を伸ばし、
毎分3トンの水を使用済み燃料貯蔵プールがある高さ約30メートルのフロアに向けて放水を開始した。
その後、隊員は車両を離れ、無人のまま水を出し続けた。
東京消防庁は7時間連続の放水を計画していたが、政府の要請で20日午前0時半まで延長。
容量約1400トンの貯蔵プールへ向けて総量1800トン以上を放水した。

敷地内の岸壁から「スーパーポンパー」と呼ばれる送水車で海水をくみ上げ、
約800メートルのホースで屈折放水塔車へ送水する仕組み。
作業に当たったのは東京消防庁のハイパーレスキュー隊を中心とした緊急消防援助隊。
大量に被ばくしないよう放射線測定装置を搭載した特殊災害対策車も配置した。

午後10時半には、緊急消防援助隊総隊長の佐藤康雄警防部長と
放水に携わった隊員らが東京・大手町の本部庁舎で会見。
佐藤部長は「放水直後、放射線量がゼロに近づき(プールに)命中していると思った。
ミッションを達成できた」と強調。
18日夜の準備段階で敷地内のがれきに阻まれ、隊員約40人が
手作業で約800メートルの長さのホースを接続したことも明らかにした。