自己愛性パーソナリティ障害は誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如の広汎なパターンを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神力動的精神療法による。

(パーソナリティ障害の概要も参照のこと。)

自己愛性パーソナリティ障害患者は自尊心の調節に困難を有するため,賞賛および特別な人物または機関との関係を必要とする;優越感を維持するために,他者を低く評価する傾向もある。

自己愛性パーソナリティ障害の推定生涯有病率には大きな幅があるが,米国の一般集団では最大6.2%にも上る可能性があり,女性より男性に多い。

併存症がよくみられる。患者は抑うつ障害(例,うつ病,気分変調症),神経性やせ症,物質使用障害(特にコカイン),または他のパーソナリティ障害(演技性,境界性,妄想性)を有していることも多い。