朝ドラ「あまちゃん」での伸びやかな演技で国民的俳優に。
しかし本人は「演技が正しいかどうかと考えがちで、自分を解放することが苦手でした」。

正しさではなく、その役の気持ちで自由に動きたい。これは演技に限らないこと。
気ままに見えるこの本も「感じるままに」を目指した結果なのだ。

「自由にするためにうさん臭くしている。自由な時の方が良い表現になると思うから」

 最後に何か絵を、とペンを渡すと、桜の花びらを描き出した。
掲載が5月だと伝えてもペンを持つ手に迷いはない。

どんどん桜を描く。
これが感じるままか。犬のような羊と、枝に串刺しの魚。
自由は、不思議で楽しい。(中村真理子)