日本のテレビは2年間ドラマ制作をやめよ――デーブ・スペクター

プロダクションとの癒着を断つ

でも、それができないワケです。

 原因は、日本のドラマがキャスティング先行で進められるから。
テレビ局がドラマ制作で大事にしているのは、視聴者ではなく芸能プロダクションとの関係です。
テレビ局の幹部がプロダクションに接待されて、「うちの子、頼みますよ」と言われたら断れない。
加計学園と同じで忖度なんですよ。

それで「大抜擢」されるのは、演技力どころか一般常識もないカワイイだけのタレント。
スターバックスのバイト面接でも落ちるような、ね。
結局、テレビ局がプロダクションの意向を汲んで「大抜擢させた」だけのこと。バラエティ番組と変わらない仕組み。

 少し考えれば、この体質がおかしいことは誰にでも分かります。
一流の寿司屋が接待攻勢を受けたからといって、マグロの仕入れ先を変えますか? 
それで店の評判が落ちたら客が離れてしまう。
こんなことが続けられるのはテレビ業界だけでしょう。
本当に有難いですね、視聴者に感謝しないと。

ですから、日本のドラマの質を上げるには、まずテレビ局とプロダクションの癒着を断ち切らないとダメ。
テレビ局は2年間、ドラマの制作から手を引いて海外ドラマだけを流す。
そして、携帯電話の番号を変えてプロダクションとの縁を切る。
さらに、これまで接待されていた時間を使って海外ドラマを本気で勉強する。
そこまでしてくれるなら、僕はいくらでも応援します。

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