カムパネルラ

“ぼく”は母の骨壷を抱えて新幹線で東北・花巻へと向かい、遺言に従って宮沢賢治ゆかりの川に散骨をする……はずだった。
だが、そこで“ぼく”が巻き込まれたのは、はるかに想像を超える出来事だった……。
一見、奇抜にもみえる世界観の中に “のっぴきならないリアリティ”を醸しだす不条理劇的なSFや推理小説を追及してきた山田正紀が、
宮沢賢治が晩年まで改稿を重ね没後に発見された『銀河鉄道の夜』の第三次稿/第四次稿の狭間に大胆な綺想を仕掛け、
「人にとって物語とは何なのか?」という切実な問いを立ち上がらせた幻想SFをオーディオドラマ化。