続いて,CBCラジオで人気番組『聞けば聞くほど』を25年担当していらした加藤正史ディレクターに,現役,東海ラジオの源石和輝アナウンサーがインタビューをするというかたちで,どのように多くのリスナーが意見を交わすフォーラムを形成しているのかをうかがいました。番組開始当初は,深夜番組で下ネタをベースにした「放送禁止歌」を歌っているつボイノリオ氏を朝のパーソナリティに据えることに関して,上層部から抵抗もあったこと。しかし家庭用ファックスの普及時期と重なり,その日のニュースに対するリスナーの意見を生で聞ける参加型のスタイルがつボイ氏の期待どおりうまく定着したこと。そして市井のリスナー(つボイ氏いわく500人の構成作家)たちが,自分の仕事や趣味の領域で,それぞれの話題について,ニュースやネットなどでは簡単にはわからないような専門的な知識や意見をすぐに番組に提供してくれたこと, そのファックスをすべて保存し,何十年経っても紹介するつボイ氏のスタイルなどが結果としてうまく作用したとお話いただきました。