FM802の選曲の偏りや「癒着」とも感じられるヘビーローテーション(ヘビロ)のシステムについて、長年聴き続けているリスナーからは、しばしば同様の指摘や疑問の声が上がっています。
FM802の番組編成や音楽発信の特性として、以下の背景が考えられます。
ヘビーローテーションの功罪: FM802は1989年に日本で初めて「ヘビーローテーション」を採用した局です。これは、特定のアーティストの楽曲を全番組で集中的にオンエアし、リスナーに浸透させるプロモーション活動です。新人アーティストを大ブレイクさせる一方で、特定の邦楽アーティストばかりが流れるという印象を与えやすい側面があります。

「802系」アーティストの定着: 同局は、過去のヘビーローテーションを通じて、ウルフルズ、秦 基博、Superfly、SEKAI NO OWARI、あいみょん、Official髭男dismなど、多くの人気アーティストを輩出してきました。これらのアーティストや、局の雰囲気(邦楽ロック/ポップス中心)に合う特定のアーティストが、その後も番組で継続的に流れるため、局が意図的に推している(お抱えである)ように感じられるのは自然な感想です。

DJと生放送主体の制作体制: FM802は、ほぼすべてが自社製作の番組であり、DJや番組ディレクターが「良い」と思う曲を自ら選曲する生放送が中心です。これにより、特定のDJの好みや、局が良しとする音楽のテイストが反映されやすく、結果として「同じ顔ぶれ」になりがちです。
フル尺主義の功罪: FM802は、楽曲を最初から最後まで流す「フル尺」放送を原則としています。この結果、流せる曲数が限られるため、結果として同じ曲が何度も繰り返される「ヘビロテ」の印象が強まります。

かつては「テレビが拾わない素晴らしい音楽」を発信することを目指していましたが、現在は邦楽の特定ジャンルが強くなりすぎて、多様性がなくなったという批判の声も存在します。一方で、特定のアーティストを愛するリスナーにとっては、毎日同じアーティストの曲を聴ける「癒やしの場」となっているのも事実です。