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時間をかけて悪化していく統合失調症


統合失調症で「病識(自分が病気であるという自覚)」がないのは、脳の機能障害(病態失認)による病気の症状そのものです。


自分では自分の変化や病識に気づけず「強く否認する人が多い」のが統合失調症という疾患の特徴で、本人に「自分の考え方や捉え方が病気(病的)ではないか?」という自覚(病識)がないことが非常に多い。


統合失調症患者は、脳の機能障害により幻覚や妄想(強い思い込み)を「現実の出来事」としてリアルに体験しているため、時間が経つほどに本人が「自分の感覚が病気ではないか」と認めることは困難になっていきます。これは本人の性格などではなく、統合失調症など精神疾患の代表的な症状の一つです。

幻覚や妄想が本人の脳内では完全に「現実の出来事」として体験されているため、周囲が説得しても理解されず、強い否認から家族や人間関係が悪化、治療拒否に繋がることがよくあります。



【周囲の正しい対応(ご家族や支援者)否定・説得しない】

「それは間違いでは」「気のせいでは」と否定したり、無理に説得しようとすると、本人は「敵」とみなして心を閉ざしてしまいます。

しかし逆に、過剰に患者の会話に同意したり応援し過ぎると、患者本人の思い込みや妄想が悪化することが多くなりますので、関わる場合には心理的に距離を取るなど細心の注意が必要です。


時間と共に症状が悪化している場合、人間関係の減少、引きこもり、陽性症状が強い場合は被害妄想や幻覚幻聴、意見した支援者や知人などに対する暴力暴言排除などにも現れる場合もあります。

脳の興奮や刺激を抑えるために、SNSや過剰な情報から距離を置く入院治療も有効です。
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