放送、と言うのが「放しっぱなしで送る」
つまり「送信側と受信側が相互に情報交換しない前提」
なので、現実的には空中線(アンテナ)からのラジオ(LW、MW(AM)、SW、FM、衛星)以外の代替手段はほぼ存在しないし
相互情報交換しない代償として「電波帯域を独占的に専有し続ける」ため、大量同報には極めて効率的な半面、少人数相手の放送の効率が急速に悪化するし、各種電気機器からの電波雑音による利用可能帯域の減少(LWからSW)もあって使い勝手が悪い

また現実的にラジオ、という音声メディアの特性を考えると
「スマートフォンアプリを主体としたネット配信」が
厳密な同時性の欠落(数十秒程度のタイムラグ)があったとしても
ターゲットになる聴取者層の広さ、高可搬性、検索性、日常接触度を勘案すると、CATVでの配信(契約必須、低可搬性、未展開地域との格差)等を超えて、最も利用効率が高くなる展開と言える

この2つの条件を突き合わせると
地域による受信制限(民放の場合、現地域以外の放送聴取に課金が必要、全体として国外では受信不可)等の問題を内包しているとしても
現行の日本での地上波ラジオIPサイマル送信の現状(radiko、らじるらじる)は
地上波ラジオというメディアにおける「現実的な補完的対応解」として評価せざるを得ない