どういう名前の女の子だったかなあ
よく単車にも乗せてやった気がするけどなあ
JOG-Zで三ケツや四ケツしてアクセル全開で、あのカストロールの甘い匂いを嗅ぎながら街中を走り回ったなあ

どういう名前の女の子だったかな

一人はユカリちゃん
その子も自分に惚れていたわね
まあ、相手にしてあげたけどね、その子は良いところの出の女の子だったもんで品があって肌も白くて可愛らしい子だったよ

もう一人が思いだせんなあ

二文字だったかな
三文字かな

先輩!っていうガラガラ声の可愛い恥ずかしがり屋の女の子だったなあ
その女の子には何もしていないわ
あの子の羞恥心を穢すことになるのはゴメンだった
そういう女の子だった

名前が思い出せんなあ
リサはジャケットで知らん間にあの世に行ってしまったでなあ

名前が出て来ないなあ

うううううん
ゆかり
みきゆきのママの喫茶店だったかな、そこで勤めた子だわ
忘れたわ、自分の可愛い後輩の名前を忘れるようでは人間失格どころか生物失格だわ

会いたくなってきたなあ
久しぶりに地元に帰りたいなあ

まだ、あの街は手中に治めているだろうかね
役所だの土木事務所だの水道局だのアスファルトやコンクリート屋とは上手くやっているだろうか

まあ、後輩のことだで立派にやっているはずだわ
自分が触る必要もあるまい
アルマイトのハンドルキャップだったかな、カッコイイよなあ
ファッションバーでなあ、でも今でも居るみたいやよ
12時尾頭橋集合な、とか今はモンチャンの彫り師やっている先輩が可愛がってくれたわね
VIPカーの時代でその人はセルシオのパールホワイトのジャンクションのフルエアロで地面すれすれで見事だったよ
なんて言う技だったか忘れてしまったわ、エアロが擦らないようにハンドルきって段差を通る技の名前
忘れた
何もかも忘れた

ただ、あの女の子の名前だけは思い出さないといかんわ