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体内動態・生理作用

テアニンは、経口摂取すると小腸からアミノ酸トランスポーターに乗り吸収され[3]、さらに血液脳関門を通過できるため、脳へ直接入ることが可能であり[4]、さらに、精神に影響を与える作用が認められる[5]。

また、脳以外でも生理作用を発揮する。加えて「薬物相互作用の節」にあるように、脳でも末梢でも、薬物相互作用が起こることが知られている[6][7]。

生理作用

テアニンを摂取することにより、リラックスの指標であるα波の発生が30分から40分後に確認されており、

50 mg摂取では不安傾向の低い人に、200 mg摂取では不安傾向の高い人においてもリラックス効果が認められている[2]。

抗ストレス作用についても同様に効果が確認されており、ヒトにクレペリン型暗算課題でストレスをかけ、

ストレス負荷により変動する心拍数、唾液中の免疫グロブリンA、主観的ストレス感をみたところ、テアニン摂取でストレスの抑制が認められた[8]。

リラックスや抗ストレス作用に随伴して、血圧降下作用も見られる[9][3]。

睡眠に関しては、テアニン摂取により睡眠の質の改善が報告されており、中途覚醒の減少が認められた他にも、被験者へのアンケートにより起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められている[10]。

月経前症候群(PMS)に関しては、PMS時のイライラ、憂鬱、集中力の低下等の精神的症状を改善することが報告されている[11]。

またテアニンは、あるラットの実験では神経系の変性・衰退を防止する効果が見られ、脳梗塞を繰り返すことで引き起こさせたラットの記憶障害を防止するという[12]。