ファたそは天下一のブレス名人を志してナバタを旅立ち、名人ノノに弟子入りした。
来る日も来る日もお花を見つめては瞬きせざる事を知り、
ちょうちょを見つめては見る事を知ったファたそは、ついに雷のブレスを習得する。
師弟は感極まってあーんあーんと号泣したが、ノノはファたそに
「深山に住むチキと比べれば我らのブレスは児戯と同じ」と告げて新たな目標を与えた。
再び旅に出たファたそはチキと出会い、吐くフリでちょうちょを落とすその神のブレスに驚愕する。
ファたそはその場でチキの弟子となり3年の月日が流れた。
やがてアホそうな顔でナバタに戻ったファたそに人々は神のブレスを見せるようにせがんだが、
ファたそは「至為は為さず、至言は言を去り、至息は吐く事なし」と言ってブレスを吐かなかった。
しかし人々は「これぞ神と呼ばれし竜」と噂して、かえってファたその名声は高まったという。