春は双剣、やうやう高く飛びゆく攻め際すこし回りて、紫だちたる雷の細くたなびきたる。

夏は鎌、無微の頃はさらなり。闇もなほ焔飛びちがひたる、空などを飛ぶさへをかし。

秋は否箱、炎はなやかにさして、蜂の巣いと近くなりたるに、蜜蜂のねどころへ行くとて、三つ四つ二つなど落ちゆくさへあはれなり。
まいて兎などのつらねたるが、炎に触れて落ちゆ、いとをかし。戦場にて、癒し玉、火力玉など、いとあはれなり。

冬は大剣。敵の多たるは、いふべきにもあらず。
他人などのいと白き目も、またさらでもいと寒きに、壁など急ぎおこして、乗り越えわたるも、いとつきづきし。
時がたちて、ぬるく不破もていけば、旋風、氷壁の力も、白き廃ガチになりぬるはわろし。