篠澤はそんなことわざわざ自分から言いに来ない
卒業式の日、みんなガヤガヤ写真だの何だのやってる時に、もうええかと帰ろうとしたお前の名を篠澤が呼ぶ
何故か写真を撮った後に、「2年生の時にクラスが同じだっただけで話したことも無いのによく僕の名前知ってましたね」と投げかけてようやく
「2年生の冬からライブ来てくれてたでしょ。ありがとう」と篠澤が答える
意外と引っ張りだこの篠澤が人の群れに消えていくのを見送り、お前は帰り、篠澤と同じだった学校を卒業した
もう篠澤に会うことは2度と無くて
これから先、どんなに素敵な女性が現れて、どんなに幸せな家庭を築いて、どんなに幸せな人生を送っても
お前が心の1番奥の宝箱に入れた「呪い」は一生お前を解放してくれないからな