また1日1長文お気持ち表明が_

Toshi Ogata (尾形 聡彦)
15時間前
原爆ドームや慰霊碑を前にした記者会見では会見終了時に声を上げるべきではない、という趣旨の
テレ東官邸キャップのツイートに違和感を覚えました。
私は、1945年の原爆で年末までに亡くなった約14万人の無辜の方々のためにも、核廃絶のシンボルである広島で、
核大国による核兵器正当化の論理をそのままの文言で盛り込んだ「核軍縮ビジョン」の問題性を
岸田首相に問うことこそが記者の責務であり、被爆者や犠牲になった方々の思いに応えることになると考えました。
「首相は核廃絶に本気なのか? もしそうなら、この広島でなぜ核兵器容認のビジョンを採択したのか? 
広島で核兵器を認めるビジョンを出したのは大きな間違いなのではないか?」と問いたいと思い、声を上げました。
会見中は手を挙げ続け、会見終了時に質問させてもらえるよう7度呼びかけ、最後に「逃げるんですか」と問いました。

会見の場所によって態度を変えるべきだという趣旨にも全く賛同できません。岸田首相は今回、原爆ドームと慰霊碑前という、
異例の場所で会見を行いました。私も取材した2016年5月のオバマ米大統領の訪問の際、オバマ氏と安倍氏は、
慰霊碑の前で式典を行い、それぞれ演説しただけで、記者会見は行いませんでした。
本来、慰霊碑前が会見には適さない場所であるのは、毎年の8月6日の広島での首相会見の場が、
平和記念公園での式典のあとに、広島市内のホテルに場所を移して行われることからも明らかです。
今回、その慰霊碑前で岸田首相が会見したのは、平和記念公園を政治的に利用したことにほかならず、
官邸記者たちはまず、そのことを批判し、解説すべきだと思います。
首脳や大臣らの政治家が、政治的な計算やイメージ戦略で記者会見の場所を選ぶのは、よくあることです。
その戦略を冷静に見極め、どの場所にあっても、読者や視聴者のために聞くべきことを聞くことが、
記者の役割であり、倫理だと私は考えています。
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