弁護団に参加している弁護士はこう話す。

「八木氏ら関西電力の幹部側は、訴訟関連の資料を外部に見せるなという閲覧制限を裁判所に申し立てていました。しかし裁判所は『理由がない』と却下した。

株主代表訴訟であり、電力会社という公共性からも、裁判資料はオープンにするのが前提です。よほど見られてはまずいと考えたのでしょう」

『裁判官はなぜ葬られたのか』の著者で元裁判官の岡口基一氏は、仙台高裁時代、原発事故の避難者が東京電力の責任を問うた訴訟も経験している。関西電力の閲覧制限の申立てについて、こう批判する。

「関西電力は、営業秘密に当たるとして閲覧制限の申立てをしたものですが、裁判所の決定書でも、関西電力の主張している営業の秘密は秘密に該当するものでないとして、却下しています。
営業秘密とは、例えばコカ・コーラのレシピや開発の秘密というものが該当するのです。関西電力の主張は常識外れです」

小判や現金の写真は、役員、幹部ら75人が受け取った約3億6000万円相当の「財宝」から垣間見えた氷山の一角だ。

6月26日、関西電力は株主総会を控えている。

関西電力の社員のひとりはこう語る

「株主訴訟で現金、金貨、金塊といった財宝の写真まで出ていることには、驚くばかりです。
国民には電気料金は上がる一方で、業者からとんでもない財宝を受け取りポケットに入れていた分もあるとなれば、あまりの背信行為です。
株主総会は荒れるのではないでしょうか。返すつもりなどという言い訳が、国民に通じるわけがない」

株主総会は、どうなるか?