原発を捨て、地熱発電にシフトしよう
http://www.insightnow.jp/article/8198

日本での今後の発電方式に関する従来の議論には大いなる偏りと欠落があります。
今後も価格上昇が予想される原油に頼った火力発電への極端な依存を続けられないことは明らかです。
その依存度を下げる手段として、
 1)運転コストが安いとされる原発を再稼働させるのか、
 2)今は割高でも、安全で環境に優しいとされる太陽光発電と風力発電を増やして製造コストを
  少しでも下げる方向に持っていくのか、
の2者択一の議論が横行しています。でも重要かつ有効な選択肢が抜けています。

本当に1)と2)のいずれかしか選択肢はないのでしょうか。そんなことはありません。
第三の道があります。それは火山列島・日本が本来豊富に持つ自然エネルギー、地熱による発電です。
地熱によって生成された水蒸気により、発電機に連結された蒸気タービンを回すことによって
電力を発生させる、再生可能エネルギーの一種です。

最も望ましいエネルギー政策とは、その土地に豊富な資源をなるべく優先的に使い、
社会全体で最も割安なコストになるようにエネルギー・ミックスを組み合わせることです。
もちろん、安全が大前提かつ最優先です。

日本国内の地熱発電の埋蔵量は多く、世界最大規模の地熱地帯をもつ米国、多くの火山島からなる
インドネシアに次ぐ世界3位だそうです(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱山資源機構による。
日本を含めたこの3ケ国がダントツで、4位以下は桁違いに小さい)。
この国内に豊富に存在するエネルギー資源の活用を真剣に検討することこそ、
日本のエネルギー政策の主要な一つになってしかるべきです。

なお、地熱発電だけで日本のエネルギー需要を満たせると主張している訳ではありません。
現在のような火力発電への極端な依存を脱するためのベース電源は、
原子力ではなく地熱であるべきだと申し上げているのです。
多くの国民の安全を守りながら経済活力を取り戻すことと、
温泉地の一部の人の既得権を守ることのいずれを取るのか、
国家戦略として判断すべき時に来ていると考えます。皆さんはどう考えますか。