>>650
>>651
まず前提として、ソフトンと魚雷ガールは作中で直接的なコンビとして描かれることはそれほど多くない。しかしハジケ組という観点から見ると、この二人は「ボーボボ世界のハジケの多様性」を示す非常に重要なキャラクターだ。

多くの人はハジケと聞くと、ボーボボや首領パッチのように大声で騒ぎ、意味不明な寸劇を始めるスタイルを思い浮かべる。しかしソフトンと魚雷ガールはその系統ではない。

まずソフトンについて考えよう。

ソフトンは初登場時から比較的シリアスな立場のキャラクターだった。闇皇帝に対抗する戦士であり、仲間を導く役割も担っている。ところが読者がソフトンを見た瞬間に感じることは、「こいつの見た目でシリアスな話をされても困る」である。

ここがソフトンのハジケの本質だ。

ボーボボは自分からボケる。首領パッチも自分から暴走する。しかしソフトンは本人が真面目にしているだけで周囲の空気を歪ませる。つまりソフトンは「行動でハジケるキャラ」ではなく、「存在でハジケるキャラ」なのだ。

ボーボボ世界では敵が世界征服を企み、仲間が命懸けで戦っている。普通なら緊張感が生まれる。しかしソフトンが画面にいるだけで、その緊張感がどこかおかしくなる。これがソフトンの恐ろしさである。
一方で魚雷ガールは全く別方向のハジケを体現している。
魚雷ガールは「存在がおかしい」のではなく、「現象がおかしい」。
ソフトンは場の空気をじわじわ侵食するが、魚雷ガールは場そのものを破壊する。