ソフトンと魚雷ガールをさらに深く考察すると、この二人はハジケ組の中でも「ボーボボや首領パッチでは代替できない役割」を持っている。多くの人はハジケ組というとボーボボと首領パッチに注目するが、確かにこの二人は作品のエンジンで、話を動かし、ギャグを生み出し、敵を振り回す存在だ。しかしエンジンだけでは車は走らないのと同じで、ボーボボ世界もこの二人だけでは成立しない。そこで重要になるのがソフトンである。ソフトンの最大の特徴は、読者が彼を見た瞬間に常識が壊れることだ。ボーボボや首領パッチの場合は、何かおかしな行動をして初めてギャグが始まるが、ソフトンは違う。画面にいるだけで成立しているし、しかも本人は真面目だ。ここが重要で、普通のギャグキャラは自分から笑いを取りに行くのに、ソフトンは笑わせようとしていないのに笑いが発生する。むしろ本人は真剣なのに読者は笑うので、これは「行動するハジケ」ではなく「存在するハジケ」だと言える。