>>706

ビービビとボーボボの関係も単純な親子ではない。ビービビは「圧倒的な力による支配」を体現する存在であり、ボーボボは「圧倒的な力を自由と仲間のために使う」存在である。つまり、二人は同じ力を持ちながら、思想が正反対になっている。だから親子でありながら、作中では宿命の対立関係にもなっている。

ブーブブを含む兄弟たちは、その対立をさらに際立たせる存在だ。彼らが登場すると、「ボーボボだけがおかしい」のではなく、「この一族全員がおかしい」ということが読者に伝わる。そしてその中でボーボボだけがハジケ組という、血縁ではなく友情で結ばれた仲間たちと行動していることにも意味がある。

つまり、ボーボボには二つの「家族」が存在する。一つはビービビやブーブブたちからなる血縁のボーボボ一族。もう一つは首領パッチや天の助、ソフトンたちからなるハジケ組だ。血筋によって受け継いだ圧倒的な力と、仲間とのハジケによって得た自由な精神。その両方が合わさって、ボーボボという主人公が完成しているのである。