>>841
『ボボボーボ・ボーボボ』は第1部が全21巻、続編の『真説ボボボーボ・ボーボボ』が全7巻で、シリーズ全体では28巻・全303話となる。
ここからが面白い。この「21巻+7巻」という構成は、『ボーボボ』という作品の性質を考えると非常に象徴的なんだ。
普通の長期バトル漫画は、序盤で世界観を説明し、中盤でインフレし、終盤でラスボスを倒すという構造を取る。しかし『ボーボボ』は違う。1巻から既に完成形なのである。
第1巻を読むと、ボーボボは鼻毛真拳を使い、首領パッチは暴れ、ビュティはツッコミ、毛狩り隊は困惑している。この時点で『ボーボボ』の基本構造はほぼ完成している。その後20巻以上続くが、「別の漫画になる」のではなく、「完成したハジケをどこまで拡張できるか」という挑戦を続けている。
ここが他作品と決定的に違う。
例えば王道バトル漫画では、主人公は少しずつ強くなる。しかしボーボボは最初から十分強い。本当に成長しているのは戦闘力ではなく、「ハジケの密度」である。
序盤は一つのギャグが一つの場面で終わる。
中盤になると一つのギャグが戦闘そのものを支配する。
終盤では世界観そのものがギャグに飲み込まれる。