毎日新聞 2013年02月23日 東京朝刊
 医療機器販売「イノメディックス」(東京都文京区)が、東京国税局の税務調査を受け、12年2月期までの5
年間に3億数千万円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。
 国税当局は期末賞与などに関して同社に仮装隠蔽(いんぺい)行為があったと判断、重加算税を含む追徴税額は
約1億数千万円とみられる。同社は既に応じている。
 また、関係者によると、税務調査では同社の複数の社員が経費で購入したパソコンなどを売買していたことが判
明。売却代金を私的に流用していた。都内の病院に架空の請求書を送って入金させることで穴埋めして、横領が発
覚しないようにしていたという。同社の田中凡実(つねみ)社長は「当局の指摘に従った」と話している。
 同社のホームページなどによると、医療機器の販売などを主な業務として1930年創業。資本金7800万円
で従業員数は約300人。関東を中心に10営業所を展開している。民間信用調査会社によると、08年に同業者
を吸収合併し業容を拡大。12年2月期の売上高は約456億円。