<鳥取大>医学部元准教授の論文4本に不正 9月に退職

12/15(金) 20:44配信 毎日新聞

鳥取大は15日、医学部の三浦典正・元准教授(58)=今年9月に退職=が責任著者として執筆した抗がん剤研究に関する論文4本で、
画像を捏造(ねつぞう)・改ざんした形跡が計35カ所見つかったと発表した。

大学によると、不正が見つかった論文は、ある遺伝物質(マイクロRNA)をマウスに加えると、がん細胞が正常な細胞に変化したことを明らかにしたとされる研究など。
今年2月に学内で「論文に掲載されたマウスの写真が加工され、別の実験結果でも使われている」と指摘があり、大学が元准教授が関係する計39本の論文を調査した。

その結果、同じ写真を引き伸ばしたり、反転させたりして別の実験結果に流用した捏造24カ所、画像を加工した改ざんを11カ所で確認した。
論文の本質部分である、遺伝物質により特定のたんぱく質が発現したことを示す画像も加工されていた。

大学の聞き取りに対して元准教授は「ミスだ」と主張。
しかし、元の画像は提示されず、実験ノートも記録状態が悪いため元准教授の主張は確認できなかったという。

大学は元准教授に論文取り下げを勧告。
研究助成金を文部科学省などに今後返還し、元准教授への請求を検討する。【李英浩】