苦戦しながらも目の前の仕事に取り組んでいるいるうちに、あっという間に30歳に。ちょうどその時、労働組合から声が掛かったんです。
「人事は年を取ってからでもできるけど、労働組合は今しかできない」と引き受けることにしました。そこから8年間、労働組合専従者として働きます。

組合では、労働条件の改善計画を作ったり、若手社員に組合に参加してもらうためにお茶会やスキーなどのイベントを企画したりと、貴重な経験ができました。
多くの企業の労使関係を調査・分析し、どのように自社に取り入れていくかを考えたことは、経営者となった今にも生きています。
3年目から本社支部長として裁量を与えられ、講演会や勉強会では自分の会いたい著名人を招くなど、自由な働き方をしていました。

私は幼少の頃から「ああしろ、こうしろ」と言われるのが嫌なタイプ。どこで働いても自由にやらせてもらいましたが、その分失敗も多かったです。
人事の時、賞与を誤って多く渡して大問題になったこともありました。海外では、上司の荷物を間違えて捨てたり、パーティーの日付を間違えて会場を予約したこともあります。
毎回、ひたすら平謝りしてばかり。そんな中でも「命までは取られないんだし、一生懸命やった結果失敗してもしょうがない」という考えをずっと持っていました。
こうした考えは生まれつきの性格なのだと思います。

http://www.wasedaalumni.jp/fun/10th-special.html