米国のC型肝炎治療薬市場は、価格の低下と患者数の減少により縮小している。メーカーは、じきに未診断の患者を見つけて市場成長を維持することも難しくなるだろう。また価格競争によってC型肝炎治療薬の売り上げは大きく減少する可能性がある。
アッヴィは積極的な薬価戦略で、薬物治療が可能な患者集団を獲得できる限られた期間(この1〜3年間)のうちに、
最大の市場シェアを獲得することになるだろう。
C型肝炎治療の経済的負担が下がることは、最終的に治療コストの低下を求める患者の利益となる。
価格設定に対するこれまでの社会の反発を考えると、アッヴィの戦略は治療へのアクセス拡大を求める社会の要請に応えるものだし、今後アッヴィにとっても利益となる可能性がある。
マヴィレットは良好な臨床プロファイルと価格競争力を武器に、2018年度以降、高い市場シェアを獲得することになりそうだ。