難病に効果があるとされる新薬が次々と開発されています。
しかしその値段は数百万円から数千万円とかなりの高額。
大阪大学招へい教授で循環器内科医の石蔵文信さんが、
脊髄性筋萎縮症の画期的新薬と言われる「スピンラザ」と、
がん治療薬として登場した免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」を例に、
医薬品の技術革新と治療費について解説します。
◇最初の1年で5600万円かかる新薬

 ただ、認められた薬価が12mg(5mL)1瓶でなんと約932万円もする。
最初の1年で約5592万円、
それ以降は年間約2796万円の費用がかかるといわれている。
日本はまだ安い方で、米国は1瓶約1620万円、ドイツは1瓶約1297万円というから驚きだ。
病院で薬を運んでいるときに手が滑って落としたら、どう弁償すればよいのだろうか?と思ってしまう。

 なぜこんなに薬価が高いのか? 新規の薬であることに加え、希少疾病用医薬品に指定されたからだ。