武田の買収資金、3行が協調融資枠 最大3.3兆円

武田薬品工業は8日、アイルランド製薬大手シャイアーの買収資金に充てるため、米JPモルガン・チェースを中核とする銀行団から最大308億ドル(約3兆3600億円)を借り入れると発表した。
短期のつなぎ融資で、1年以内に返済期限を迎える。武田は長期融資に借り換えたり、新たに社債を発行したりするなどして借入金を返済する計画だ。

参加行はJPモルガン、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の計3行だ。邦銀2行が8日付で設定した融資枠は、円換算でそれぞれ8000億円以上とみられる。
武田が必要なときに資金を引き出せる融資枠(コミットメントライン)の位置づけで、邦銀が加わる協調融資としては最大規模になりそうだ。

今回の買収は7兆円規模にのぼる。武田は万全を期すため、あらかじめ大手行に融資の可否や条件を打診していた。
買収を実現するには3兆円程度の現金が必要。三井住友銀や三菱UFJ銀は正式な融資契約の前に、貸し付けの意思を明らかにする「コミットメントレター」を武田側へ送っていた。

武田の有利子負債は2017年12月末時点で約1兆円。主な取引銀行は三井住友銀でシェアが20%強、2番手は三菱UFJ銀で20%弱とみられる。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30209020Y8A500C1EE9000/