製薬協・池浦氏、課題解決へ創薬イノベが柱 大阪府立大、東京で創薬シンポ

大阪府立大主催のアカデミア創薬シンポジウムが4日、都内で開かれ、日本製薬工業協会研究開発委員会副委員長の池浦義典氏は、薬価制度抜本改革など製薬企業が抱える課題の解決には創薬イノベーションが一つの柱になると指摘した。

池浦氏は創薬イノベーションの推進に向けて、企業とアカデミアのアイデアを組み合わせて革新的な新たな価値を創り出す「オープンイノベーション&ネットワーク」や、患者の病態を起点とした「Patient first」が重要と説明。
新たな創薬ターゲットの発掘やバイオマーカーの探索などで早期に連携を取ることが必要と述べた。

同委員会で作成した新薬創製における「産学官連携の在り方」も紹介した。製薬企業の責務は「革新的な新薬の創製を通じて社会に貢献すること」とした上で、アカデミアには、病気の発症メカニズムに関する深い理解などが必要とした。
製薬企業は研究の初期段階からアカデミアと連携して創薬技術やツール化合物などを提供し、協働して疾病のメカニズム解明や創薬ターゲットの発見を目指すべきと強調した。

日本医療研究開発機構(AMED)や関係省庁に対しては、疾病のメカニズム解明などに関わる医療データや生体試料の収集、これらの利活用に向けた環境整備を求め、
「新薬創製につながる産学官の“共創的連携”を実現するため、企業の枠を越えた連携の可能性を追求することが必要」と述べた。

https://nk.jiho.jp/article/137957