鉄剤過剰、肝硬変も…医師「選手には致命的」

12/9(日) 11:03配信 読売新聞

高校駅伝強豪校の一部で、選手生命を奪いかねない鉄剤注射が不適切に使われていた。

国立スポーツ科学センターの蒲原一之医師によると、人体は食事で取った鉄分の約10%しか体内に吸収しない。
15歳以上の女性の場合、厚生労働省が示す1日の食事による鉄分摂取量の上限約40ミリ・グラムを取ると、吸収されるのは4ミリ・グラムだけだ。

鉄剤注射は、1回で40ミリ・グラムの鉄分全てが直接、血中に入るため鉄分過剰になりやすく、肝硬変や心不全の恐れがある。
蒲原医師は「過剰摂取は体の本来の能力も低下させる。選手には致命的だ」と指摘する。