シャイアーの訴え却下、中外製薬の血友病薬
2018/9/20 14:57

中外製薬が創製し米ジェネンテックが販売する血友病治療薬に特許を侵害されたとして、アイルランド製薬大手シャイアーの子会社が米国で起こした訴訟で、裁判所が中外製薬に対する訴えを却下したことが20日分かった。ジェネンテックに対する訴訟の審議は継続される。

米デラウェア州連邦地裁が19日付でシャイアー子会社の米バクスアルタの訴えを却下したと、中外製薬が発表した。中外製薬はジェネンテックを通じて血友病薬「ヘムライブラ」を17年に米国で発売しており、高い効果からバクスアルタ製品のシェアを奪うとみられている。

バクスアルタは中外製薬とジェネンテックにヘムライブラの製造や使用の停止などを求めていたが、中外製薬は米国で直接事業を手がけていないことから米裁判所の管轄外にあると判断された。

バクスアルタは日本でも中外製薬を相手に同様の訴訟を起こしており、3月に東京地裁で棄却された後、知財高裁に控訴している。ファーマセット・リサーチ(東京・港)によるとヘムライブラの世界売上高は22年に23億9600万ドル(約2690億円)となる見通しだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35567340Q8A920C1X12000/

中外薬、純利益26%増、19年1〜3月期
2019/4/24 20:30

中外製薬は24日、2019年1〜3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比26%増の350億円だったと発表した。同期間として過去最高を更新した。自社で開発した血友病向け新薬「ヘムライブラ」の販売が世界で好調だった。他の主力薬も伸びが続いた。

売上高にあたる売上収益は5%増の1542億円だった。ヘムライブラのほか、主力の関節リウマチ治療薬「アクテムラ」や抗がん剤「アレセンサ」の引き合いが国内外で強かった。
ヘムライブラは自社品のため、ロシュからの輸入販売に比べ原価率が低く、利益の伸びにつながった。

中外薬は無形資産の償却費などを含まない「コア営業利益」で業績予想を開示している。19年12月期の通期見通しは前期比10%増の1430億円とする従来予想を据え置いた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44141540U9A420C1DTA000/