>>3 バイオ医薬品のCMOとの長期製造受委託契約には、「最低購入義務(Minimum Take Obligations)」が含まれていることがあります。

臨床試験の遅延や適応症の見直しによって需要が低下した際、依頼企業は「製造を依頼しない(買わない)」選択はできるものの、最低購入義務との差額を違約金(損失補償)として支払う必要があります。

つまり、アップサイド(新薬ヒット時の利益)は提携先とシェアする一方で、ダウンサイド(開発遅延時の製造枠余剰コスト)は依頼企業が単独で全額負担するという、極めて非対称な財務リスク抱える契約構造になっています。