サウナ風呂や銭湯に行っても税金はかからないが、
温泉に行くと「入湯税」がかかる
野球やテニスやサッカーをしても税金はかからないが、
ゴルフをすると「ゴルフ場利用税」がかかる
そうした日本の税制の根底にあるのは
「カネ持ちから取れ」という“ジェラシー動機”だ
つまり税務当局が、
温泉やゴルフは贅沢だから税金を取ってやろうという発想がある
その最たるものが相続税に他ならない
* * *
“ジェラシー動機の権化”が相続税である
あいつはろくに仕事もしていないのに親の遺産で高級外車を乗り回している、
という類のジェラシーが背景の税金なのだ
相続税は、資産家の家族に大きな不幸を生み出している
たとえば、日本を代表する高級住宅街だった東京・田園調布は、
今やチープなマンションやアパートがあちこちに建ち、
かつての瀟洒な街並みの面影はなくなっている
地価が暴騰したバブル期、田園調布の住人の多くが
“節税アドバイザー”の口車に乗せられ、
相続対策として多額の借金をして自宅の敷地にマンションやアパートを建てた
ところが、父親が死んだ時には地価が暴落していたため、
2代目の多くがマイナス資産(借金)を相続することになり、
それを誰が背負うかで兄弟喧嘩が始まるという悲惨な状況になったのである