リニア駅の上、どうする?(よくわかる名駅開発)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD22H4L_R01C16A2L91000/?n_cid=SPTMG002

 19日の本格着工が計画されているリニア中央新幹線の名古屋駅。地下30メートルの深さ
に建設するため、地上から開削していく工法がとられる。このため、東海旅客鉄道(JR
東海)にとって、自社用地以外の敷地部の用地買収が課題となっている。

 地元住民などの関心は、駅の完成後、埋め戻した土地の上に何ができるかに集まる。駅
西地区の企業・商店主、住民などでつくる「名古屋駅太閤通口まちづくり協議会」は2015
年に、西側一帯の将来像を「椿まちづくりビジョン」としてまとめ、リニア駅上部は防災
拠点としても使える広場にするよう求めた。

 名古屋市も独自の案を検討している。現在、業務委託で基本案を策定しており、今年度
中にも地元で説明会を開催。地元の意見も取り入れながら、最終的な案としてまとめたい
考えだ。

 地下の深いところに駅があるため、構造上の問題から、リニア新駅の地上部には高層ビ
ルは建設しづらい。また、「JR東海からも高いビルは造らないと聞いている」(同市)。

 愛知県、名古屋市、JR東海は14年度の基本合意で、用地買収、駅上部のまちづくり、
工事で出る残土処理などで連携することを確認している。こうしたことを踏まえ、土地自
体はJR東海所有となるが、同市としては「公共的に使いたい」としている。