大丸松坂屋、名古屋・栄に新商業施設を検討 日本生命栄町ビル跡
2017/7/5

大丸松坂屋百貨店が名古屋・栄地区に、新たな商業施設の出店を検討していることが4日、分かった。
百貨店形式ではなく、テナントを集めて賃料収入を得る方式が有力。名古屋駅エリアに商業の重心が移りつつある中、新たな商業施設で巻き返しを図る考えだ。

大丸松坂屋百貨店が新店出店を検討する予定地(名古屋市中区)
http://www.nikkei.com/content/pic/20170705/96958A9E889DE3EAE6E5E2E6EAE2E2E6E2E5E0E2E3E59EEBE3E2E2E2-DSXMZO1846481004072017L91001-PB1-3.jpg

大丸松坂屋が出店を検討しているのは、「日本生命栄町ビル」の跡地。
名古屋の中心部を東西に走る広小路通りと南北に走る大津通りの交差点に面する一等地で、名古屋三越栄店が交差点を挟んだ斜め向かいにある。
現在同ビルは解体工事中。

関係者によると、日本生命が同地に建てる200メートル超の高層ビルに大丸松坂屋が新施設を出す方向で交渉が進められている。
実現すれば、開店時期は2019年以降となる見通し。

売り上げの伸びが見込みにくい百貨店ではなく、安定した賃料収入が期待できるテナント形式が有力。
ジェイアール東海高島屋が名古屋駅前に4月に開いた「タカシマヤ ゲートタワーモール」もテナント形式だ。

長らく名古屋の商業の中心地として存在感を誇ってきた栄地区だが、近年は再開発で街の魅力を増した名駅エリアで商業売上高が伸びている。
JR名古屋高島屋が15年に売上高で栄の松坂屋名古屋店を抜いて地域一番店となるなど、エリア間競争は激しさを増している。大丸松坂屋が一等地に新店を出せば、栄の集客機能が高まりそうだ。