名古屋は魔都(←村上春樹が命名)
「僕は思うんだけど、名古屋という場所の特殊性は、そこが押しも押されもせぬ大都市でありながら、
どこかしら異界に直結しているような呪術性をまだ失っていないところにあるんじゃないだろうか。
で、その異界とは何かというと、結局のところ僕ら自身の内部にある古典的異界なんですね。
もちろん、その部分って本来どの日本の都市にもあるはずのものなんだけど、
たとえば東京で言えば、そういうものに次から次へと照明があてられて、その固有の暗がり性がどんどん失われていってしまうわけです。
すべてが平準化し、衛生化されていってしまう。
ところが名古屋という街には、何故かそれがまだ残っている。これはもう「魔都」って呼んでもおかしくない」