名古屋市、高級ホテル誘致へ 容積率緩和など検討
日本経済新聞 2018/6/26 20:50
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3225698026062018L91000/

 名古屋市は26日、高級ホテルを市内に誘致するため容積率緩和などの
検討を始める方針を示した。ホテルにスイートルームを設置した場合に
容積率を緩和したり、新たな税制面の補助制度を設けたりすることを想定
している。今後、経済団体や民間事業者へのヒアリングを実施し、2018年
度末にまとめる市の観光施策の長期ビジョンに盛り込む。

 名古屋市では00年に名古屋マリオットアソシアホテルが開業して以降、
大型高級ホテルが建設されていない。大阪に決まった20カ国・地域(G20)
首脳会議の開催場所の選定を巡っては、愛知県に各国要人が宿泊する
ような高級ホテルが少ないことがネックになったとされ、課題だった。

 同日、開会中の市議会6月定例会で松井良憲市議(自民)の質問に答え
た。市は京都市や横浜市の取り組みを参考にし、容積率を緩和するため
の条件などの具体策を検討する。名古屋市が年度末までにまとめる約10
年先を見据えた長期ビジョン「次期観光戦略」に盛る。

 市は17年度から名古屋駅周辺や栄地区などで、ツインルームの整備を
条件にホテルの容積率を最大1.5倍にする規制緩和を実施している。ただ、
スイートルームを持つ高級ホテルの誘致にはつながっていない。