今回のリニア開業延期は、関西経済界のこれまでの努力に冷や水を浴びせる。
リニア開発に詳しい三菱UFJリサーチ&コンサルティングの宮下光宏主任研究員は
「開業時期のずれ込みは、リニアで結ばれる東京、名古屋、大阪の3大都市圏において、
特に大阪への影響が大きい」と警鐘を鳴らす。

 宮下氏によれば、3大都市圏では大阪圏(大阪、京都、奈良、兵庫の2府2県)の人口減少ペースが最も早く、
リニアの主要乗客と想定される生産年齢人口(15〜64歳)も現在の1100万人から27年には780万人まで
減少する。このため、「開業時期が遅れれば遅れるほど、大阪ではリニアの経済効果が薄れることになる」という。