「講座方言学 中部地方の方言」には、福井のアクセントについてそれほど詳しく書かれていない。
書いてあるのは、
大野・勝山が垂井式とした上で、
「福井市・鯖江市・武生市ならびに坂井郡の平野部を中心として見られる一型アクセント」という記述がある。
筆者がこれを「無アクセント」と呼ばないのは、「無アクセント」と言うとアクセント知覚なしのように思われるが、
フクイをいつも平板に発音し、頭高に発音すると地元人は「それは違う」と反応するからだ、という記述がある。
敦賀に関しては、「敦賀市は、京阪アクセントになりきっていない。一型、曖昧とも言えるかもしれない」という曖昧な記述。
しかし他の文献だと敦賀市は垂井式だということは明確。
三国式、今庄式に関しては先行文献にあるのに、何も触れていない。
講座方言学はしっかり先行文献を調べたのだろうか、と疑問に思う。