BPOの放送人権委員会は、10日、記者会見し、番組の一部について、
「場面転換などへの配慮を欠いたという編集上の問題があり、
小保方氏が元留学生作製のES細胞を不正行為により入手して混入し、
STAP細胞を作製した疑惑があると受け取られる内容になっている」としたうえで、
「名誉毀損の人権侵害が認められる」と指摘しました。

また、番組の放送直前に行われた小保方氏への取材について行き過ぎがあり、
放送倫理上の問題があったとしました。
そのうえで、NHKに対し、再発防止に努めるよう勧告しました。

一方で9人の委員のうち2人が「人権侵害があったとまでは言えない」、
「名誉毀損とするべきものではない」と、決定とは異なる意見を出しました。

NHKは「BPOの決定を真摯(しんし)に受け止めますが、
番組は関係者への取材を尽くし、客観的な事実を積み上げ、表現にも配慮しながら制作したもので、
人権を侵害したものではないと考えます。
今後、決定内容を精査したうえで、BPOにもNHKの見解を伝え、意見交換をしていきます。
また、放送倫理上の問題を指摘された取材の方法については、再発防止を徹底していきます」としています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170210/k10010872201000.html