奈良で発祥し460年の歴史があるという宝蔵院流槍術の教室が1日、奈良市のならでん武道場で行われ、
初めて女性入門者が加わった。

 奈良宝蔵院流槍術保存会によると、興福寺(奈良市)の僧、胤栄が武芸を修行に取り入れたことから
始まったとされる。長さ約2・7メートル、重さ2キロで、十文字形の穂先が特徴的な「鎌槍」を振るう。

 これまで入門者は男性のみという伝統が続いていたが、女性を受け入れない明確な規則はなく、同会でも
「女性を断る理由はない」という声があがった。このため今月の教室から女性も募ったところ、新たに男性
5人のほかに女性3人が入門した。

 この日の教室には男性5人と女性2人が参加。着座などの礼儀作法を学んだ後、鎌槍の構え方や歩き方を
真剣なまなざしで教わっていた。

 初めての女性入門者となった奈良市の薬局事務、山口はるなさん(28)は「いずれは演武できるように
なりたい」、京都市の主婦、鈴木やす子さん(47)は「構えが安定せずに槍が揺れてしまう。これから
頑張っていきたい」と話した。

http://www.sankei.com/west/news/170402/wst1704020025-n1.html
http://www.sankei.com/images/news/170402/wst1704020025-p1.jpg
初めて女性が加わった宝蔵院流槍術の教室=奈良市のならでん武道場