2017.5.16 05:00
【動き出した憲法改正(上)】
安倍晋三首相「私がやるしかない」 挫折が9条を変える機運を生んだ

(1/5ページ)【憲法施行70年】
「中曽根康弘先生の白寿を祝う会」でお祝いのスピーチをする安倍晋三首相=15日午後、東京都千代田区永田町(宮川浩和撮影)
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 「民進党にとっては嫌な数字だろうね。憲法論議をサボタージュするやり方は否定されたことになる」

 首相、安倍晋三は今回の産経新聞社とFNNの合同世論調査結果について、周囲にこう語った。安倍が注目したのは、政党は憲法草案を国民に示すべきだとの回答が84.1%に、
国会の憲法審査会は憲法改正の議論を活発化させるべきだとの答えが75.6%にそれぞれ上ったことだった。

 「国会議員は、憲法改正の発議案を国民に提示するための具体的な議論を始めなければならない時期に来ている。2020(平成32)年を、新しい憲法が施行される年にしたい」

 安倍は憲法施行70周年の3日、改憲派が都内で開いた集会に寄せたビデオメッセージでこう決意を述べ、9条に自衛隊の存在を明記した第3項目を追加する憲法改正を明言している。

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 その安倍にとり、「安倍政権下での改憲には反対」という不可解な理由で、改憲論議を避けようとする民進党など野党の姿勢は厄介だった。だが、世論調査の数字は、そうした手法を強く戒めるものだ。

 「安倍さんが厳しい批判や嘲笑を浴びてまで、どうして2度目の首相を目指したのか。拉致問題解決と憲法改正のためだ。安倍さんは不退転、まっしぐらだ」

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