「窃盗だろw」「早く謝ってください」「桃の気持ち考えたことがあるのか!」

 桃太郎を題材に「ネット炎上」の惨状を描いた公共広告「苦情殺到!桃太郎」を、ACジャパンがこのほど
公開した。「(第三者の)悪意ある言葉が、当事者や家族の心を傷つけるトラブルも多い」として「おおらか
な心の大切さを訴える」としている。

 動画広告は、おばあさんが川上から流れてきた桃を拾ったところ、匿名の苦情が殺到するというストーリー。
「窃盗だろw」「泥棒ワロタ」「炎上案件キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!」「ていうか、川で洗濯するなよ」
「旦那は山で柴刈りしている人らしいよ」「背景から住所分かるかも」などのコメントが画面を埋め尽くし、
おばあさんが涙ぐむ様子が収められている。

 ACジャパンが毎年7月に実施している広告キャンペーンの一環。動画をテレビCMとして流すほか、ラジオ
広告、新聞広告も展開する。

■なぜ、桃太郎を題材に?

 「いつの時代も、分かりやすく伝えようとすると、広告コミュニケーションは難しい」−−今回のキャン
ペーンを手掛けたACジャパンの担当者はそう話す。

 個人ユーザーのSNSや企業広告など、さまざまな内容が炎上する中、「子どもから高齢者まで幅広い世代が
知っている『桃太郎』を選ぶことで、意図を伝えたかった」という。

 画面を埋め尽くす苦情コメントは、マイルドな表現にすることも考えたが、「リアリティーを追求し、実際に
使われるネットスラングを取り入れた」(担当者)

 「ACジャパンは、こうした公共広告でしかメッセージを伝えられない。今回の取り組みを通じて、いま一度
ネットモラルを考えてもらう機会になればと考えている」

http://www.sankei.com/entertainments/news/170705/ent1707050012-n1.html
http://www.sankei.com/entertainments/news/170705/ent1707050012-n2.html
http://www.sankei.com/images/news/170705/ent1707050012-p1.jpg
「窃盗だろw」