なんつーかね、あんまり言うと年齢バレちゃうから言いたくないけど。
私、軽く20年以上音楽やってんの。
だからさ、上から目線とかじゃなくて、わかんのよ。音を聴けば大抵のことは。

私は演奏力が高いわけじゃないから、すっごく高度な技術のことはわからないわ。
オーケストラの演奏なんかもわからない。普段、聴かないからさ。

でもまあ、パートを4つとか5つ重ねたぐらいのアンサンブルだったら、聴きゃわかんの。
才能うんぬんじゃなくて、もうとにかく長いから。
今でも通勤途中に音楽聴いて、気になった部分は家でCUBASEで試してみるのよ。
私が聴く音楽のジャンルの幅もかなり広いわ。
「色々聴いて、作って試す」そんなことを延々と10年〜20年やってたら、誰でもわかるようになるわよ。

プロつーのは案外忙しくてさ、忙しいからプロなんだけど。
だから、プロになってからは意外に音楽吸収できてないのよ。
クラシックの奏者なんて、家に楽器持ち帰らないヤツもいるしね。仕事ってそんなもんよ。

私はわりとノンビリやってきたから、吸収している情報はプロより幅は広いわ。
でね、その私から言うと、曲を書くのはそんな難しくないのよ。
ちゃんと基本を大切に、メロディとリズムの情報を脳に蓄積していけば、必ず書けるわ。
音は12個でしょ。ドラムだってスネアとハットとバスドラとシンバルとタムが4つぐらいでしょ。
鳴る音は有限なんだから。ちゃんと寄せていけば、必ずそれなりのサウンドに落ち着くわ。

難しいのは、音楽じゃないの。難しいのは、続けること。好奇心を持ち続けて、やり続けること。
なんとなく続けてはいてもね、みんないつの間にか、音楽そのものに対する好奇心をなくしてしまうの。
あるいは、音楽の優先度をどんどん下げてしまう。プロモーションだとかさ、家庭だとかさ。人生は色々忙しいからね。