これを最後に辞めようくらいの気持ちだったから
「ファイナル」と命名したと言われていますが、これは本当なんですか?

坂口
いやいや、全然違います。
だって最初のタイトル候補は『ファイティングファンタジー』だったんですから。
まず『ドラクエ』と差別化したいっていう気持ちがあったんですよ。
『ドラゴンクエスト』は略して『ドラクエ』でした。
僕らは略した時に別のやり方にしたかったんです。で、 アルファベットにしょうと。
略し方すら変えたかったんですね。
だから「ファイファン」と言われたのには、かなり違和感がありました(笑)

 『ドラクエ』と同じことは一切やらないっていうのがコンセプトでしたからね。
じゃあアルファベットで何がいいかとなったとき
「DD(ディーディー)」とかだと読みづらいじゃないですか。
それで、「FF(エフエフ)」がいいんじゃないかと。
「FF」ってF1っぽくて何かちょっとかっこいいねって。

で、「FF」になるワード探しから始まったんです。
片一方は「ファンタジー」でいいねとなったんですけど、
これも最初はいろいろありましてね。
というのも当時のアメリカではアダルト系ゲームに
「ファンタジー」とついていることが多かったんですよ。
「何とかファンタシィ」みたいなね。