コザマル・カ
ランクS:血濡れの甲殻「イヌショキー」について

コザマル・カの食物連鎖で頂点に立つ生物が何か、わかるかい?それはキラーピラニアでもなく、ピューマでもない、両腕に鎌状の刃を持つ巨大昆虫なんだ。
奴らは動くものを見れば即座に襲いかかるほど凶暴なんだけど、なかでも桁外れに獰猛で、地域の脅威となっている個体がいてね。それがイヌショキーさ。
その名はハヌハヌ語で「聖血に染まる装甲」を意味するが、実際に、奴の甲殻は獲物の返り血で赤く染まっているらしい。
ちなみに奴は頭の良さでも知られていてね。大気を漂う、ある種の燐光を目印にして、環境エーテルが濃く獲物が多い場所を探し出すそうだよ。

オルコ・パチャ
ランクS:辻斬り巨人「厭忌のキーリーゲー」について
キーリーゲーは、ヨカフイ族の剣士だ。奴はペルペル族の行商人や、物見遊山に訪れた旅人やら、複数の襲撃、殺害に関与したことが明らかになってる。
ただの盗賊ってわけじゃねェぞ。奴の目的は被害者が泣き叫び、血を流す姿を楽しむこと……あまりの外道っぷりに、同族からも忌み嫌われてる。
誇り高いヨカフイ族の戦士なら、正面から堂々と打ち合うことを誉れとするもんだが、奴は違う。相手が強者と見るや、待ち伏せ不意打ちなんでもござれだ。
実はボロガー兄も奴を追っていたんだが、奇襲を受けて苦戦を強いられたんだとか……。撃退したものの負傷して、療養を余儀なくされたって話だ。
図体のでかいヨカフイ族が近づいてきたら、普通は気づく。だが、俺より強いボロガー兄が気づかなかったのはなぜなのか……もし奴を追うなら、注意するんだぜ?

ランクS:水晶生命体「ロード・オブ・クリスタライザー」について
遠く離れた場所でも、驚くほど似た内容の伝承が語り継がれていることがある。偶然なのか、必然なのかはわからないけどね。
30年前、突然現れたナピクエさんたち「トラル大陸の住人」は、あたしたちアレクサンドリア人とは、全く違う文化を持っていた。でも、両者は似た伝承を知っていたの。
たとえば、戦場に現れる、結晶の怪物にまつわる言い伝えも、その一例と言えるでしょうね。魔力や生命力を喰らう、美しくも恐ろしい存在よ。
特に強大な存在との闘いの場では、多くの魔法が用いられ、魔力と生命力が散りゆくから、現れる怪物も、より強大になるというわ。
もしも大物狩りの直後に、周囲に結晶の怪物が現れたら……それは結晶たちの「王」が出現する兆候かもしれない。くれぐれも注意してね。