「とぼけまいぞ。うぬらも医者の言うことを守らず隠れて自慰をしたのであろう 白状せえ!」
「誓うて左様なことは……」
四十九日ぶりに生理が来た嫁は
タイミング法が失敗したことを知るや
憤怒の形相に変じ

「儂の目は節穴ではない。うぬも種無しならん!」
それ以上の事情説明は不可能となっている

「口では何とでも申し開きできよう。
潔白ならば… 精子凍結にて身の証を立てい!」
「せ… 精子凍結と?」
「明朝じゃ」

精子凍結を命じられた>>138
病院の受付で手続きを済ませると
しばし瞑目ののちに 個室に入り

嫁「種 種ェ」
一日でも若いうちに精を採取して
強い種を病院で保管して欲しい
その切なる願い

万一の体外受精のためとはいえ
この親心は 確実に
>>138の心を蝕んでいった