他人の畑の前にて笑みを見せ
悠々とビニールハウスに踏み入る

ほどなく奥へ侵入すると 虎眼流の門弟たちは
収穫前の作物を片っ端から持ち去った

間の月の十五夜近き頃
家の近所の畑を巡り
同様の所作を繰り返す

これは「無双許し虎参り」と恐れられた
若き日の虎眼の作物調達法であった