バツイチの上司はボーナスが入ると先輩連中を率いて合コンに出かけたが、>>689の同行は許されない
一年目はこれが当然と思い見送った
二年目は辛抱して見送った
三年が過ぎた

「先生っ どうかこの>>689にも合コンを…
見込みがないのならば この場にてお手討ちを」

「髪のない者は 連れては行けぬ」
虎眼の言葉に>>689は急所を突かれたの如く青ざめた

***

薄毛(はげ)…

遺伝による抜け毛が
額より神速で上がってくることは
すでに解明している
逆さにぶら下がった>>689の襟足は
それを隠蔽するための工夫である
帽子にて生え際の位置を封じると同時に
前髪があるべき位置に襟足の先が伸びている

虎眼流 『すだれハゲ』

上司の許可を勝ち得た>>689
一切の死角はない