千葉県がんセンターで術後に患者11人が相次いで死亡し腹腔鏡手術の安全性に注目が集まっている昨年には群馬大学病院でも同じく術後に患者8人が命を落としていたことが発覚痛みが少なく傷が目立たないなどとして人気が高まっている最新の医療技術だが
メリットが大きい分リスクも潜む専門家は医師選びを慎重にしないと命にかかわる危険も伴うと注意を呼びかけている問題を調査する県の第三者委員会によると200814年に胆管がんなどの手術を受けた5080代の男女11人が手術当日から約9カ月後の間に死亡した
調査対象となった11例のうち10例で手術方法の選択や手術時の対応など診療上の問題があったという腹腔鏡手術をめぐっては群馬大学病院でも1014年にかけ肝臓の切除手術を受けて術後4カ月未満に8人の患者が死亡する事故があったそもそも腹腔鏡とはおなか
の中をみる内視鏡のことヘソと左右下腹部の34カ所に5ミリ1センチ程度の小さな穴を開けそこから筒状のスコープや器具を入れて治療する早期の社会復帰が可能なのも特徴の1つ通常の場合35日程度で退院できるため開腹手術に耐える体力のない高齢者や体に傷
をつけたくない人たちを中心に人気が高まっているしっかりした技術と経験を持った医師が決められた基準の中で行えば患者側にメリットの大きい手術だただリスクもある開腹手術のように患部を触診できないためある程度の経験を積んで感覚をつかんでおかないと
誤診や事故を起こしやすいそれに医師が腹腔鏡という手段にこだわり過ぎると患者を危険にさらすことになる状況によって開腹手術に切り替えるなど適切な方法を見極める判断力が必要になってくる千葉県がんセンターのケースでも医師が腹腔鏡で手術を完遂させること
にこだわったことが問題を拡大させる遠因になったとの指摘もある手術対象の臓器によっては腹腔鏡が有効でない場合もあり胃や大腸などの腸管の手術には有効だが肝臓や膵臓などには高い技術力が必要で開腹手術での豊富な経験が欠かせないというでは安全に
手術を受けるためにはどんな点に注意すればいいのか腹腔鏡を受ける際には医師選びに慎重になるべきだ症例数をきちんと見極めて経験豊富な信頼できる医師に任せることが大事経験と技術が何よりも求められる術式であるため普段は腹腔鏡をやらない医師に無理
にお願いしないほうがいいリスクの見極めが肝要だ