私たちが受け取る主訴としての痛みですが、常々考えている事は先生がおっしゃる
本当は同じ程度の痛みであってもsensorが過敏な人とそうでない人、そしてそれを他者に
伝える時の表現が大きい人とそうでない人の4者の組み合わせがあるのでどのパターンなのか
を考えてはいます。
sensorが過敏(私たちから見て、これはかなりの痛みを感じるであろう方)で訴えが強くない方はあまり見かけませんが、
そういう人はこちらの働きかけに反応が乏しく関係がうまく作れません。
きっとあるであろう痛みをうまく表出できない方です(シャイ・朴訥な感じを受ける。発達障害でしょうか)。
過敏で反応が大きい方は時間をかけて話を聞いていると落ち着いて訴えが少なくはなっていき、治療は成立します。
発達障害であろうな、と思われる方でも何回かあっているうちに落ち着いていくように思います。
ややこしいと感じるのは経験上さほどの痛みでないであろうと思われるのに訴えが強い方で
これは正確には本人は痛いのかもしれませんが、労災であったり交通事故であったり
経済的事情で疾病利得があるであろうと思われる方であったりで、痛みに逃げ込んでおり
サインバルタが頭に浮かぶ人たちです。

と、今まではそうであったのですが、私はまだ純粋にそこまで思い切れませんが
心配事や疾病利得云々のない単なる変形性関節症の方に疼痛コントロールのみで処方
することによって、なんらかの薬剤による精神科疾患を惹起する事例が頻発するんではなかろうかなどと
考えて、実際どうなのか知りたいと思ったわけです。